高校受験では試験当日のテストの点数を取ることに加えて、定期テストでの得点向上も意識する必要があります。定期テストでの得点は“内申点”に直結し、これが良くなければせっかく当日にテストの点が取れていても、総合的に合格の基準に満たない場合があります。
1.合否を分ける"内申点"
例として群馬県の公立高校入試における内申点は、中学1年生から3年生の12月末までの3年間の成績を基に計算されます。主要5教科と副教科の合計9教科の通知表の評価を用いて内申点が算出され、最高点は135点です。具体的な計算方法は、各教科の通知表の評価を単純に合計することで求められます。
例えば、3年間オール5の場合は、内申点は135点(5点×9教科×3年間)となります。また、各教科の評価が3であれば、内申点は81点(3点×9教科×3年間)です。
2024年度からの入試では、内申点の他に学力検査、面接、作文などが合否判定に影響します。
つまり高校受験では、当日のテスト等に加え、それまでの中学校生活でどれくらいの 好成績を収めてきたか、という積み重ねが重視されています。
2."内申点"を上げるためには、定期テストで着実に好成績を取ることが必要不可欠
中学生の定期テストで確実に得点を上げるためには、テスト勉強を3週間前には始める、わからない部分がなくなるまで練習問題を解く、といった道筋が必要です。
定期テストは必ず授業内容から出題されるため、あらかじめ先生が問題や答えを説明しており、それをしっかりと頭に入れてアウトプットできるまで準備をします。
また当日のテストでは多くの文章を読み、それを理解してから解答しなければなりません。
つまり文章を的確に、かつ素早く読んでいく力が必要となります。慎重に問題を解こうとするために、文章を"ゆっくり"読んでいると、問題は解けたけれど見直しをする時間がない、最悪の場合、問題を最後まで解くことができずに残してしまったということにもなりかねません。
今後、内申点を高めるためには、直近のテスト結果をふまえて、自分がどれくらいの準備ができていたかということを確認することが大切です。
また、なぜテストが解けなかったかということを振り返る際に、そもそも問題を解く時間が十分にあったかということや、問題の理解に時間をかけすぎていなかったかということを考える必要もあります。
せっかく各科目の知識が頭に入っていても、それがアウトプットできなければ意味がありません。
真面目な日本人だからこそ陥ってしまう「一つの問題に時間をかけすぎて、全てが解けないうちに終わってしまう」ということも、文章を読むスピードが遅ければ遅いほど陥りがちなミスと言えます。
3.定期テストで効率良く点数を上げるために"脳の使い方"をマスターしよう
素早く問題の文章を読み、解答していくためには"脳の使い方"がカギとなります。
ライバルよりも早く多くの情報を取り入れるためには、活性化された脳の使い方が欠かせません。
そのため当塾では、目を鍛え、読書速度を高める「速読」を習得するためのプログラムを導入しています。
目は"突出した脳"といわれ、速読で目を鍛えることが集中力や思考力、記憶力アップなどの脳力アップにもつながるからです。また、目を鍛えることに加え、「脳の情報処理の力を鍛えるトレーニング」を行います。これにより目を鍛えることと同様の効果である"集中力"や"思考力"、"記憶力"を養い、さらには"情報処理能力"もアップさせていきます。
その結果、鍛えられた脳の力が内申点を得るために必要な定期テスト対策にも活かされます。
速読習得プログラムに必要な時間は一日数分程度、お子さん一人で取り組める内容です。これにより高い内申点を狙うことはもちろん、その後の大学受験や就職試験、仕事でも役に立つ"脳の使い方"が身につきます。